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なんとなく、自分流のシンクロについて考えてみる(特にロック系音源を使ったシンクロについて)

 というテーマで一つくらいエントリ作ってみてもいいかなと思ってみました。というのも、地鶏ができるようになって以降(具体的にはGive It Away以降)、自分的なシンクロの合わせ方(ダンスの組み方)が固まってきて、言語化して人に伝えることができるくらいにはなってきたかなと思ったからです。

 というわけで、えびす飲みつつかみちゅのオーディオコメンタリーをぼんやり眺めつつ書いてみます。基本中の基本から書いていったために超長いので、詳しくは収納。
 あらかじめ断っておきますが、これは僕のやり方なので、その通りやればダンスがうまく組めるとはいいません。ただ、個人的には一つの方法論としてはありな気がするので、ある程度の枠組みを示すことで、ダンスを組んだことがない人、もしくは味付けをしたい方に、何からの形で参考になればと思ってこのエントリーを書くことにしました。なお、説明するに当たっては、以下の新作を参考動画として扱います。

 

 僕がシンクロという場合には、大きく分けて二つの事を常に念頭に置いてます。

 1.スピード(リズム)のシンクロ
 2.カット(シーン切り替え)のシンクロ

 の二つです。

 ちなみに僕がダンス動画を組むうえで何度も見て参考にしているPは主に2人いて、それがぎょPと卓球Pなんですが、その二人の動画を繰り返し見る中でこの2点を意識してダンスを組むようになりました。

 

 

 まず、1に関してですが、要は、曲とダンスのスピードが合うように調整することがメインで、ニコマスPVにおいてシンクロという場合にもっとも言及されることではないでしょうか。

 「BPM」というのは、曲(ダンス)が一分間に何回ビートを刻むかということを数値化したもので、おおざっぱにいえば曲とダンスのBPMが同じなら、少なくともスピードの点ではシンクロはするわけです。でもって、アイマス曲のBPMは決まってるわけなので、使いたい曲のBPMさえ分かれば、二つの数値を比べて、ダンスのほうを(ごく稀に曲のほう)スピード調整してやることで、「BPMを合わせる=シンクロさせる」事が出来ます。

 この説明をしてもわからないという方(実際にわからないけど作ってるといってるPもいます)は、ここからダンスのBPMをしらべて、このBPM Analyzerというソフトを使って曲のBPMを調べて、

 「ダンスのBPMを曲のBPMで割った数値」


を調べます。そして、編集ソフトの機能(例えばPEの場合ならタイムストレッチ)をつかって、出てきた数値に合わせてやれば、両者のBPMが一致して、スピードが一致することになります。

 こういう風に書くとすごい簡単なんですが、実はソフトによっては細かいスピード調整ができなかったりするので(少なくともNiVEを使えばできるので、無料ソフトでもできるのですが)、これでダンスシンクロが終わるわけではありません。スピードが同じでも、振りがあってなければ意味ないですし。逆に振りがあってれば、BPMが違ってても、シンクロしてくれますので。

 なので、ここからダンスを切って貼ってして振りを組んでいくわけですが、ここでも主に二つの方法論があると思います。一つは佐野倉Pみたいに、様々なダンスを次々につないでいく方法なわけですが、ここではいわゆる

 『長回し』

の方法論について説明していきます。

 長回しというのは、できるだけ長く同じダンスを切り貼りせずに使うという方法論で、これがばっちりはまると元々が連続したダンスなので自然に見えるわけです。上で上げたぎょPは、この長回しの上手いPの代表格だと思います。

 とりあえずBPMを合わせてるので曲とダンスのスピードは理論上あってるので、いろんなダンスのいろんなシーンを当てはめていけば、最低でも1つか2つは結構いい感じにあうダンスが見つかると思います。ただ、やみくもに当てはめていくと大変なので、いくつかの指標を持って組んでいきます。

 1.曲と雰囲気のあったダンスを選ぶ
 2.BPMが近いダンスを選ぶ
 3.ダンスを実際に合わせるときは、節単位で合わせていく

の、3点が大体の基本になります。1に関してはまあ、誰もが考えることでしょうから置いておくことにして、2に関してはBPMを図るなら念頭に置いておきたいことです。というのも、BPMを調整すると、それだけ元々のダンスとはかけ離れた動きになるわけで、あまりやりすぎたスピード調整すると、スピードはあってても滑稽な動きになってしまっても意味がありません。

 ただ、これには裏技的な合わせ方があって、曲の100パーセントに合わせるんじゃなくて、75パーセントや125パーセントのような切のいい数字に合わせるという手法があって、そうすればBPMは完璧にはあってないんだけど、要所要所であってくれるので(公倍数的な意味で)、スピード的な意味でもシンクロしてくれます。特に早回しをしたいときには、あえて125パーセントや150パーセントで合わせるといい感じになります。

 3に関しては、いわるゆる節を一つの目安にすると、ダンスの切り替えがうまくいくということになります。ここでいう節とは、一小節というよりも、例えばAメロ、Bメロ的な意味のような、大きな意味での曲の切り替わりというイメージでとらえるといいです。特に長回しを前提に考えるならば、最低でも一つの節の間は連続したダンスにしたいわけです。

 このときに僕がいつも考えてるのは、節の最後には山があることが多いわけで、そこの歌詞やメロの盛り上がり方にあう振りを探してきて、そこの部分だけきっちりあわせて、後は節の初めまで単純にダンス素材を伸ばしてやれば、

 「スピードはあってるし、長回しでダンスに不自然さがない、そしてキメの部分の振りはばっちり決まる」

というダンスを組むことができます。ちなみにBPMをきっちり計ってなくても、「それなりにスピードがあって、長回しで不自然さがなく、キメはばっちりな動画」は作れますが、BPMを図ってれば、よりシンクロしてる可能性を高めることはできると思います。あくまでお守りみたいな感じですけど。

 この方法論はParklifeでも使ってて、いわゆる仮組みの段階でこの基準に従ってLongの素材を並べていきます。よく見てもらえればわかると思いますが、クロップや回転やカットインなどを使って素材は次々に動いてますが、ダンスだけに注目すれば、基本的には節単位では長回しになってることが分かると思います。

 *なお、透-架Pのシンクロ講座にのっとって考えると、ここから細かいスピード調整をすることで、よりダンスを自然に見せる方向に調整していくという方法もありますが、個人的にはL4U以降の自由にアングルを選べる環境においては、それよりもこれから説明するカットのシンクロの方向で調整したほうが個人的には楽だと思います。まあ、ここら辺は好みもありますし、曲によってあうあわないもあるので、いろいろ試してみてください。僕のやり方は、どちらかといえばロックのように、生音の曲によく合う手法だと思います。

 

 とまあ、ここまでがダンスを組む(基本編)で、ここからがダンスを組む(中級編)になります。中級でやるのが、カットのシンクロで、こちらに関しては、主に卓球Pの動画の影響が強いと思います。

 僕がここで説明するカットのシンクロとは、

 曲の節目やリズムに合わせて、アングルを切り替えたり、カットインを放り込む

 ことなどを指します。最近では、衣装を切り替える、ステージを切り替える、アイドルを切り替えるなどの手法も流行ってますが、基本的には同じことだと思います。

 僕の動画の場合、カットのシンクロとダンスのシンクロでは、出そうとしてる効果が違います。ダンスのシンクロは自然さを目指すわけですが、カットのシンクロは自然さを目指す場合もありますが、基本的にはあえて違和感を放りこむとして組み込んでいます。まあ、違和感は言い過ぎですが、あえて違うアングルを放り込むことで目先を変えることを、通常よりも強めに意識してます。また、僕の場合はクロップやカットインなど、ノーマルPVに無いことが一目でわかる手法を多用します。

 長回しシンクロは自然ではあるものの、逆に言えば単調です。アイマスのAutoカメラを見てもらえば分かりますが、節にあわせてカットを切り替える事で多様性を出してるわけで、それと同じことを人力でやっちゃおうというわけです。

 ただ、ここの頻度やつなぎ方には、できるだけ自然につなぐ(立ち位置や振りが連続して見えるようにつなぐ)という方向性と、あえてがらっと変えることで目先を変えるという方向性の二つに大きく分けることができると思います。例えば卓球Pの『ダニー・ゴー』なんかは、衣装やアイドルやダンスが違うの物を高速で連続して切り替えることで、違和感によるショックを連続で与えて、曲の疾走感を上手に表現していると思います。長回しが上手いぎょPなんかは、つないでると意識させないように綺麗なタイミングでカットをかえるのがすごい上手い印象です。

 で、僕のやり方というのは、違和感と連続感を両方出そうと言う方向性です。どういう事かといえば、

 1. 基本的にはLongの長回しの振り
 2. ただし、カットの切り替えは多めにする
 3.ただアングルを切り替えるだけじゃなくて、カットインやクロップを多用することで、より変化をわかりやすくする

 感じでしょうか。具体的にはParklifeのメロ部分で説明するのがいいと思うので、以下では動画に沿って説明して行きます。

 まず1番のメロですが、基本的には

 1. ダンスはFirst Stageの長回し(節ごとにつながりはしてないけど)
 2. 節の前半はロングとスーパーロングで振りをみせる
 3. 逆に節の後半はUPやmidクロップ3人並べて絵的にインパクトを出す

 という方針に従ってやってます。というのも、仮組の段階で、First Stageが一番ダンスとして自然にあってる気がしたので、できるだけ長回しでダンスをみせるために使おうと思ってたので、一番は全部First Stageで統一感を保ちつつ、節の後半に加速感と見た目のインパクトを持ってくることで疾走感も出して行くといった感じに並べました。構成としては「緩→急」ですね。

 一方で2番のメロでは、実写(フィル・ダニエルズ)を映像的にもフィーチャーしているので1番とは構成を逆転させてます。要するに
 
 1. 節単位では長回しだけど、パートごとにダンスが違う
 2. 節の前半はクロップ+カットインで画面を忙しくする
 3. 逆に後半はダンス大きく動かさない
 4. ただし、「Parklife!」の部分はカットイン専用のアイドルのUPを使う

と言った感じで、「急→緩→急」といった構成にしてます。全体的には忙しく感じると思いますが、一応は緩急やタメを意識することで、よりインパクトを出すと同時に、違和感を不快な範囲にまで持っていかないようにしているつもりではあります。また、実写との融合をいやらしい感じにしないためにも、後半は「落ち着けた上でフィル(実写)を写さない」ようにしてます。

 以上のような感じで、画面構成に変化をつけることでインパクトや目線を変えつつも、ダンスの長回しを保った上での加速感・タメをだすという手法を撮ることで、なんとなく統一感も感じ取ってもらえる事を狙っています

 *あと、Give It AwayやParklifeの様にボーカルがラップだったりして、リズム隊とかみあってないときには、BPMを合わせてた長回しでリズム隊を拾いつつ、カットインのタイミングはボーカルに合わせることで、その両方を拾う事もある程度は可能なんじゃないかと思ってます。ただ、ダンスの振りがいいところで切り替えないといけないので、それが長回しだとかなり難しく、現実的にはフレーム単位でのスピード微調整が必要で、僕もなかなか上手くいかないんですが。ただ、重層的なシンクロを目指すことで、可能になるんじゃないかなと思ったりはしてます。

 もっと言えば、比較的ゆっくりでダンスも同じな1番は衣装が各組バラバラなのに対して、忙しくてダンスも別々な2番は衣装は統一するという点にも気を使ったりもしてますがw

 
 この手法は、特にロックライブ音源のような爽快感、疾走感のあるテンションの高い音源に、アイドルマスターというダンスモーションの素晴らしい映像を合わせるときに有効な方法の一つだと思います。つまり、

 1.ダンスというアイマスの武器を活かしつつ(長回し)
 2.ロックのダイナミズムに負けない映像を作り(カット切り替えのスピード感)
 3.さらにはUP、カットインによって可愛い、美しい一瞬を切り取る

 事ができるのではないでしょうか。

 ただ、このカットのシンクロに関しては、以下に変化をつけるかという手段に関しては無限の方法論があると思います。たとえば、上記した衣装を変える・アイドルを切り替えるというのも一つの手ですし、リズムにあわせてフラッシュやパーティクルを飛ばすというのももちろん有効な手段ですし、最近だと色調を変えるってのもみられるようになってきてる気がします。
 
 また、かきPや卓球Pのようにカメラをうごかしたり、字幕を動かしたりするのも、僕の中では似たような感覚だと思うんですが、どうなんだろうなあ?特に、自然なカメラの動きを目指しているというよりは、許容範囲内で、より大胆にカメラを動かすというのは、一種の違和感をはらんでるわけで、でも、それを有効な手段の一つとして、リズムよく組み込んでくるのは、僕が思ってるカットのシンクロに原理的には似てる気がするんですが…

 卓球Pとは直接話したときに、違和感が出たそうになったときにカメラを動かすといってましたが、BPMを精密にあわせない卓球Pならではだと思う一方で、個人的にはカメラという要素とダンスと言う要素とカットいう要素でのシンクロの合わせ技が卓球Pの本領の一つじゃないかなとおもってるんですが。


 僕の場合は、クロップやカットインってのが一番やりやすいし、自分のイメージ(武器)としてある程度定着してきてるし、さらにいえば、ちょっとMADっぽさを出したいというのがあるので採用してます。曲のイメージ、アイドルのイメージを考慮に入れつつ、無限の方法論があると思います。

 こんな感じで、僕なりのシンクロ論について述べてきたわけですが、このエントリによって言いたいことは、

 複数の要素を重層的にシンクロさせること

  しかも

 自然に、かつ、大胆に違和感もあえて挟み込みつつ


 によって、より多用で奥行きのあるダンスPVを作ることが可能じゃないかということです。もっといえば、アイマスとロックと言う、一見正反対の物を、両方共の良さを活かしつつ作品にすることができるんじゃないかなあ… 

 少なくとも僕は、実写素材とかライブ音源とか、ロック要素がかなり強い素材を使って、その素晴らしさをアピールしつつ、アイマスのアイドルの可愛さ、美しさ、強さも出したいと思う中で、今日ここで書いたような手法にたどり着いたので。


 まあ、あえてこんなエントリにまとめるまでもなく、すでにそういったことを当たり前のようにやっているPさんもいっぱいいるわけですが、ある程度ダンスの組み方を図式化することの意義もあるんじゃないかなと思ったので、今回まとめてみましたがいかがだったでしょうか?

 参考になったならば幸いです。一つでも多くの素晴らしいダンスPV、特にロック系、ライブ音源を使ったPVが増えることを祈って!


 *なお、このエントリを書くにあたって、cha73さんの2009年下半期20選のエントリが僕に与えてくれた刺激に感謝したいと思います。自分の中で先人の動画から得た感覚を、今ならある程度は言語化出来ると思ったので、このようなエントリをかいてみました。本当にアイマスでロックンロールする動画がもっともっと増えてほしい!!

 *この記事を書いた後に、トカチPのブログの記事を読んですごい感銘を受けたので紹介しておきます。この記事におけるカットのシンクロに当たる部分について、参考動画をふくめてよりわかりやすく解説してくれてます。カメラの動かし方のバリエーションの記事も含めてぜひぜひ読んでみてください

 ダンスシンクロや背景やエフェクトより重要なもの

 カメラワーク


 
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コメント

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No title

作ってる人が語るとやっぱ説得力が違うw
やっぱね、作ってる人の数だけ合わせ方とか見せ方ってあるんですよね。
長く回したいぜ! とか、演出とからめたいぜ! とか、
曲とどう付き合うか、アイドルをどう見せたいかでも変わってくるんだろうし。
で、ありながらもこうやって言葉として組み立て方やこだわりのポイント、
曲のとらえかたが提示されることでまた何か閃く人もいるだろうし、
今まで本能でやってたことに説明がついたり(w)とかありそうですね。

しかしね、伯は欲張りだなあとw
でもその欲張りがどんどん個性を作っていってるのが面白い。
実写やライブ音源をもってくる時点で普通は何かを諦めるもんなのに、
ぜんぶいるとw そのための手法を探すとw うん、すごい。
たぶんこのレスター式もまだ発明されたばかりで、完成体じゃないんだね。
エジソンが発明した電球も改良に改良を重ねて今に至る、みたいな。
面白いね。

半年ぐらいしたらみんな当たり前のようにやってたりしてw
その頃、レスター伯Pがどんな境地に辿り着いているのか。すごく楽しみです。

ちなみに新作ですが、デュオの間のあきすぎのスペースに実写のVoを出す所が
ものすごくインパクトありました。空いたスペースに何か走り込んできた! というw
こりゃサッカーの発想だねえ、なんてw

Re: No title

どうもです。
「卓球マシンガン」という言葉をみてなんとなく僕の感覚が具現化しかけた中で、
今回同じような方法論で組んでみたら、案外理論化できそうな気がしたので書いてみました。
僕のやり方はかなり特殊なのは意識してますが、その特殊部分を調整してやれば、
かなりの部分は一般化できるとも思います。

後、新作に関しては、昔からデュオのLongの隙間が気になってたので、
あえてカメラを動かしてごまかすなら、
実写をそこに写し込んじゃえと思ってやってみましたw
それに、フィル・ダニエルズのあんな楽しそうな姿を見れば写したくなるじゃないですかww
レスター伯P
イギリス在住のままひっそりと0903Pとしてデビュー。 10月に日本に凱旋帰国し、4月から京都に復帰しますた(´・ω・`) イギリス歴史・文化に関する教養講座、UKロックを中心とするPV、素人が思いつきで作る音MAD・マッシュアップ、脊髄反射で作るネタMADなどを好き勝手に作ってます。 ちなみに、リンクフリーです。 じゃんじゃん貼ってくれたまえ!

レスター伯P

Author:レスター伯P
にーちゃん、むっつりだ、むっつり貴族!

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